御祈祷

満月の夜に、願いを奏上する

天社宮の祈願祭は、月が満ちる日に土御門殿本殿で斎行されます。願主の名前と生年月日、そして願意が太一の御前に奏上され、星の神々の徳を仰いで祈りが捧げられる——公式の案内はそう記します。遠方の方も、参拝の叶わぬ方も、申し込むことができます。

暗い夜空で雲を照らす満月

祈願祭とは

古来より安倍晴明公の秘法をもって斎行される、と公式は記しています。祈祷は満月の深夜に営まれ、参列はできません。願主に代わって願いが奏上され、後日、願意に応じた御神札と「五芒星厄除守」が届きます。五芒星は、晴明公が用いたと伝わる災いを退く星の印です。

白木の三方に奉書を載せた神事の供え
白木の三方と奉書。神前に供物を捧げるための台です。
青紫色の桔梗の花
桔梗。晴明の紋として知られる五芒星「晴明桔梗」は、この花になぞらえた名とされます。

九つの願意——どれを選ぶか

一つだけ選びます。願意に応じて御神札が変わります。

願意奉製される御神札
健康長寿泰山府君大神守護神札
病気平癒泰山府君大神守護神札
厄祓祈願泰山府君大神厄祓祈願神札
除災招福牛頭天王蘇民将来神札
心願成就安倍晴明不動神札
方災除安倍晴明守護神札
合格祈願・学業向上阿倍仲麻呂守護神札
家内安全鎮宅霊符尊神神札
子宝・良縁・夫婦和合若狭樟葉媛稲荷神札

御神札の顔ぶれに、天社宮の由緒がそのまま映っています。太一である泰山府君、遣唐使として泰山より御神体を授かったと伝わる阿倍仲麻呂公、晴明公の母と伝わる葛の葉(樟葉媛)。願意を選ぶことは、どの神と縁を結ぶかを選ぶことでもあります。

願意が二つ以上ある場合は、願意ごとに申し込みます。家族の祈祷も、受ける方の名前と生年月日で申し込めます。

厄年の方へ——祈願祭か、解除の儀か

公式はこう案内しています。厄年の備えや日々の厄除けは、祈願祭の「厄祓祈願」で。すでに災いや不調が身に顕れている方には、新月に斎行する一段深い祓「解除の儀」がある。 迷う方は、この基準で自分の今を見てください。→ 解除の儀のご案内

申込から御神札が届くまで

筆と無地の短冊
筆と短冊。願いを言葉にし、書き記すこと。

次回は令和八年十月二十五日(旧九月十五日 満月)に斎行されます(2026年9月24日時点の公式表示)。

お申し込みについて

星詣は土御門奉賛会が運営し、天社宮の祭祀をご案内しています。本ページからのお申し込みにより、奉賛会が天社宮より奉賛金等を受ける場合があります。お申し込みとお納めは天社宮公式サイトで承ります。
祈願祭のお申し込み(天社宮公式サイト)解除の儀のご案内

掲載写真はイメージです(写真:PIXTA)。撮影地は天社宮・名田庄ではありません。

よくある質問

参列できますか。
満月の深夜に斎行され、参列はご遠慮いただく旨が公式に記されています。
御神札はどこに祀りますか。
北方の高い場所に。太一の座す方位とされます。
願意を書き添えられますか。
任意で記入でき、神前に供えられます。
家族の分も申し込めますか。
受ける方の名前と生年月日で申し込めます。願意ごとに一件です。

出典・参考

  1. A天社宮公式「天社宮祈願祭(祈祷願)のご案内」 onmyodo.jp/kitougan

等級:A=一次資料(公式サイト・公式告知)/B=学術・古典籍